意識を変える

問題発見マトリクスで<変えられる事実>を見抜き根本の問題を特定しよう

本記事では、
「問題に対して向きあった計画の立て方」、「戦略の立て方」についてお話をしていきます。

そこで役立つのが「問題発見マトリクス」というツールです。

▼ 問題発見マトリクス

▼問題発見マトリクスとは?
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発生した問題を当てはめ、
有効な計画の立て方、戦略の立て方を考える為のツールです。

問題発見マトリクスの項目には
縦軸に『事実』と『妄想』が入り
横軸に『影響(可変)』と『関心(不変)』が入ります。

それぞれの軸の項目について説明します。

▼軸項目についてー事実と妄想
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事実は、ありのまま起きた事を指しています。
事実は、「5W1H」=「いつ」「どこで」「誰が」「何故」「何を」「どうした」で考え
ありのまま起きた事を特定します。

妄想は、人の感情=「喜怒哀楽」が入ったもののことを言います。
例えば、「嫌われていると思う」のようなものです。
このような問題には、人の感情が入っているものが多いです。

▼軸項目についてー影響(可変)と関心(不変)
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影響(可変)とは、自分の意志や努力でどうにでも変えることが出来るものの事を言います。
例えば、自分自身、未来、能力や運などが該当します。

関心(不変)とは、自分の意志や努力でどうにでも変えることが出来ないものの事を言います。
例えば、天災、時代、他人や過去などが該当します。

▼問題発見マトリクス ー 4つの領域
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それぞれの縦軸、横軸の組み合わせより
問題発見マトリクスでは、下記の4つの領域に
問題を分類分けすることが出来ます。

・可変的な事実
・不変的な事実
・可変的な妄想
・不変的な妄想

それぞれの項目に関して説明していきます。

▼可変的な事実
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可変的な事実とは、「問題」を表しています。
例えば、動かす事が出来るもの、まだ決まっていないもの(現れた壁)が当てはまります。
この分類に当てはまる場合、起きた問題を「自分・未来」のせいという扱いにします。
つまり、問題を『自分・未来に問題がある』『全ては自己責任である』『自分の出方次第でいくらでも変えることが出来る』という風に解釈するという事です。
何故ならば、問題を喜びのタネとして、
RPGでモンスターが現れる「イベント」のようなものとして扱っている為です。

▼不変的な事実
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不変的な事実とは、「背景・設定」を表しています。
例えば、動かすことが出来ない変えられないもの、既に決まっているもの(台風、JRダイアなど)が当てはまります。
この分類に当てはまる場合、起きた問題を、「天災・時代」のせいという扱いにします。
何故ならば、問題は決まっていて変えることが出来ないもの=「シナリオ」として扱っている為です。

▼可変的な妄想
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可変的な妄想とは、「自虐」を表しています。
例えば、「いじめられている気がする、嫌われていると思う」のようなものが当てはまります。
この分類に当てはまる場合、起きた問題を、
自分の持っている「能力・運」のせいという扱いにします。
何故ならば、自分自身にインストールされている自分を不幸にする=「プログラム」が原因になっている為です。

▼不変的な妄想
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不変的な妄想とは、「被害」を表しています。
例えば、「あいつはこういう人間だ、犬は凶暴だ」のようなものが当てはまります。
この分類に当てはまる場合、起きた問題を、
変えることの出来ない「他人・過去」のせいという扱いにします。
何故ならば、プログラムが作り出した幻想=「フィルター」が原因になっている為です。

▼具体的なシチュエーション
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これらの言葉だけ聞くとイメージしにくいと思います。
具体的なシチュエーションで考えてみましょう。

▼問題発生その1 – 上司に怒られた
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例えば、あなたがミスを犯して上司に怒られたという問題が発生したとしましょう。

怒られたあなたは、今まで見た事ないくらい激怒している上司をみて
『僕は上司に嫌われているんだ』と思いました。

『怒られた』という事と『嫌われている』という事

どっちが『事実』で
どっちが『妄想』でしょうか?

ちょっと、考えてみてください。

答えを言います。

答えは、、、
『事実』は、店長に怒られた。
『妄想』は、店長に嫌われた。

という事です。

「店長に嫌われている」というのは妄想です。
妄想自体、攻略しようがありません。

事実は、あなたが愛されているからこそ、
上司はあなたに対して「怒っている」のです。

人間はどうでもいい人に対して怒るという行為をしません。
何故なら「怒る」というのは、かなりのエネルギーを使うからです。

あなたは、自分のエネルギーを使ってまで
「どうでもいい人」を怒りたいと思いますか?

答えは、「No」だと思います。

実は、相手が怒るというのは、あなたに対して
「もっと良くなってほしい」
「もっと成長してほしい」

と思っているからです。
怒ると言うのはそれ相応の相手でないとやりません。

あなたが感じた「怒られた=嫌われている」というのは、事実ではなく
ただの「妄想」でしかありません。
この妄想を対策することは、事実ではない為、出来ません。

この例のように、一体何が根本的な問題なのか見極めることができないと、
その問題に対して、正しい対策が取れないのです。

また、他の例として
このような人、あなたの身の周りにいませんか?

・JRのダイヤが遅れたから、会社に遅刻しました。
・台風がきたから、学校に遅刻しました。

このように、普遍的な事実(変えられないもの)のせいにする人がいたとします。
あなたは、この人は、問題に対して改善の努力をする人だと思いますか?

この話しで言えることは、
『事実』そのものに着目しない限り
人のレベルが上がることはありません。

JRのダイヤが乱れた、台風がきたというのは確かに事実です。
しかし、台風がきたという普遍的な事実を問題にした場合、
「自分じゃどうしようもないからいいや~」という風に、
改善する為にどうすればいいかを考えなくなります。

全部、人、社会、環境、時代のせいにし
「自分は何も悪くない」と思っていると、
せっかくの失敗のタネ(喜びのタネ)を受け取ることができず、
自分自身のレベルが上がっていきません。
事実にもっていかないとこのような人を救う事は出来ません。

発生した問題の原因が
問題発見マトリクスのどこに位置しているのかを把握することが重要です。

人から受けた相談や報告に対して、
・妄想が入っているかどうか

それとも

・5W1Hの事実なのかどうか

妄想と事実の切り分けを行わないと、
相手の相談に乗ったとしても
ズレた回答をしてしまう事になります。

例えば、あなたが同僚や同級生から
「最近あの人に嫌われている気がする。どうしよう?」

このような相談を受けたとしましょう。

あなたなら、この相談に対して
どのようにアドバイスしますか?

先ほどの、「事実」と「妄想」の話しを踏まえて考えてみると分かるように、
この相談自体は「気がする」という妄想でしかありません。
その妄想に対して、いくらアドバイスをしても実際の問題解決にはなりません。

では、相談内容がこちらの場合はどうでしょうか?

「職場でいじめられている。
会社ぐるみで私を排除しようとしている。」

これは変える事が出来ないものです。
この場合は、天職したほうがいいというアドバイスが出来ます。

原因そのものがズレていると、対策もズレてきます。

体の調子が悪い事を、
運動をしていないせいと気づいているにも関わらず、
現実逃避してストレス発散にカラオケに行っても、何も変わりません。

将来に不安があり悩んでいるにも関わらず
その場凌ぎの対策として、遊びや旅行に行き現実逃避し問題を横にスライドしてしまう。
本当にやるべき対策は、自分と向き合っていない事実を踏まえ、自分と向き合うことです。

こちらの記事でお話しましたが、
「失敗」はなかなか手に入らない貴重な「喜びのタネ」です。
このように、「捉え方」を変えると、
自分の努力次第で変えることができるかもしれないと考えることができます。

問題を乗り越えていく人は、
「システム、ナレッジ、スキル、マインド」がどんどん磨かれていきます。
失敗と戦った数だけ、どんどん強くなっていきます。

あなたはこんな人に憧れませんか?

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明確なビジョンがあり
逞しいマインドがあり
高いスキルがあり
深くて広い知識があり
効率的な環境を持っている

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上手くいっている人は、この要素が揃っています。
何故なら、事実と毎回対決して、乗り越えて来ているからです。

あなたが憧れる上手くいっている人になる為には、
まず、問題の切り分けが必須となります。
問題を切り分けない事には、その問題を乗り越えて行く為の
計画も手段も考える事が出来ないからです。
計画、手段を考える事が出来ないと、全がズレていってしまいます。

自分自身に起きていることであれ
他人の相談に乗るときであれ

ほとんどの人が感情で妄想を言っています。

相談を受ける時には、必ず
実際に何が起きたのかという事実を「5W1H」を聞くようにしましょう。

問題を発見するには、「事実」と「妄想」を切り分ける。
事実は「5W1H」、妄想は「感情が入っている」こと。
そして、事実と妄想を切り分けたら、
その問題が「可変的」なのか、「不変的」なのかを考えます。

つまり、この4つを嗅ぎ分ける必要があるのです。

可変的な事実=問題(イベント)なのか
不変的な事実=背景・設定(シナリオ)なのか
可変的な妄想=自虐(プログラム)なのか
不変的な妄想=被害(フィルタ)なのか

▼問題そのものと向き合う時の理想の状態
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問題そのものと向き合う時は、「肉体」「時間」「お金」「心」の土台が満たされている事が前提条件になります。
何故なら、この4つの土台が枯れ果てた状態では、問題に対して「なんて俺はついていないんだ」と絶望することになってしまうからです。

一番着目すべきは可変的な事実である問題の領域です。
何故なら、自分と未来は変える事が出来るからです。

ほとんどの問題の原因は「不幸のプログラム」が入っていることです。
親・兄弟・学校・TVなどによって、「繰り返し」と「インパクト」で覚えていったものです。

・過去と他人は変える事が出来ませんが自分と未来は変える事が出来ます。
・全ては自分の責任である
・自分の出方次第でいくらでも変えることが出来る
→「全部自分のせいにする」という意味では決してありません。

あるのは「イメージ」としての記憶だけ。
潜在意識は主語を区別できないから、人に対していっているのか
自分に対していっているのかわからずいつも自分を苦しめてしまいます。

問題の捉え方を変えれば、全てが変わります。

未来がハッピーだったら、過去辛かった問題ですら
過去の辛かった自分がいたからこそと感謝に書き変わります。

逆に、未来が不幸になると
あの時の苦労があったせいで今も苦しいと恨むようになります。

過去の自分を許す=自己承認が出来ない限り、
自分自身が、がんじがらめに囚われている為、先に進む事ができません。

自己承認が足りていないと
「自分には、こんなものは似合わない」と、シンデレラの様に
舞踏会にいくことを拒否することになります。

一体誰がそんなことを決めたのでしょうか?

ふさわしいかどうかは自分の心がけ次第であり、セルフイメージ一つなのです。

問題を変えた結果、他人に影響を与えたり、自分の思い込みを変えたり出来ます。
直接他人を変える事はできませんが、自分の出方を相手に合わせて変えることは出来ます。
相手のせい、環境のせい、時代のせいにして、自分は何も悪くないと
問題から逃げ続けていると、ずっとひどい目に遭い続けることになります。

上手くいかないことがあったら、問題発見マトリクスで特定することが最初の一歩です。
問題発見マトリクスを使うことによって、ただしい手段・計画が立てれるようになります。
あなたが描く妄想や幻想と戦ってもしょうがないのです。
問題を認識して、問題に立ち向かう必要がある。
そう理解しておきましょう。

■影響の輪・関心の輪
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7つの習慣の話し

人生を歩んで行くと、自分に降り掛かる出来事というのは沢山あります。

その出来事には、
自分の関心がある「関心の輪」と
自分の影響を及ぼせる「影響の輪」があります。

▼関心の輪とは
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関心の輪は、世の中の様々な出来事の中でも、
自分の目が届く興味・関心のある範囲のコトを言います。
その為、関心の輪の範囲外で何が起きようと自分には関係ないものとして扱われてしまいます。

例えば、韓国で事件が起きていようと、火星で何が起きてようと、
自分自身に関係が無ければ、問題発見マトリクスに入ってくるほどの影響はありません。
影響を受けるのは、身近な人やお気に入りのもののコトなどで
その中でも、興味関心があるものの中でも、今日の天気であったり、時代背景などは動かすことができません。

▼影響の輪とは
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影響の輪は、自分の影響を及ぼせる範囲のことを言います。
自分の興味関心がある範囲でも、自分の働きかけで変えて行けるもののコトです。
例えば、今日の御飯といったものや、自分自身の行動や思考などが当てはまります。

▼大事な事
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影響の輪を大きくする、つまり自分の影響を及ぼせるものに着目することで
自分の興味関心がある分野のほとんどをコントロール出来るようになってきます。
すると、「生きていく中で出来ないことはない」という状態になっていきます。

逆にいつも関心の輪、つまり変える事が出来ないものばかりみていると
自分の影響によりコントロール出来る範囲どんどん小さくなっていきます。

関心の輪にフォーカスして、自分自身の能力を磨くことを怠ると、自分自身の生涯価値がどんどん下がっていきます。何故なら喜怒哀楽を全て他人が握っている(感情が外付けになっている)状態なので
スキルないから、どこにも就職できない
知性もないから、ろくでもない事をする
環境もないから、行き当たりばったりといった人生になりかねません。

そのような人生を歩まない為に大事な事は「主体性をもつ」こと。
主体性を持つ為には、「イベント」に注目し、自分の責任として捉えることが必要です。

ここでいう、自分の責任とは、
「全部自分のせいにして、濡れ衣を着る」ということではありません。
このような状態は、問題解決を放棄しているだけです。

問題を放棄するのではなく、「自分の力で、状況はいくらでも変えることが出来る」という風に
問題を解決していくように考える事が重要です。
自分自身の対応を変えれば、他人の対応も変わってくきます。
「主体性を持つ」ことで、ほとんどの問題を解決することが出来るようになってくるのです。

▼番外編 ー パワーボキャブラリー
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※台風のせいで2時間遅れましたのように、
対策をしない人の事を、右から押したら左にでちゃいましたという「作業をしている人/
ところてん社員」
対策をする人の事を、右から押したら右に押し返す「仕事が出来る人(不可能を可能にする・成長する人)」

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